甘味妖精の話

甘味妖精というものがいる。
甘味妖精はハンガリーの片田舎が発祥とされている。
親指くらいのサイズで、羽が4枚あり、帽子をかぶり、靴下を履いている。
あとは何も着ていないそうだ。意外と筋肉質だが、顔はベビーフェイスらしい。
そのアンバランスさが気持ち悪いそうだ。
彼らは甘味を司るわけではなく、甘いものが大の好物なだけだそうだ。
だが彼らの掟では、人に見つかることは禁じられているため、食べこぼしや人の口の中の食べかすを食べることで満足しているそうだ。きっとおちょぼ口なのだろう。
しかし、彼らが口内の食べかすを食べるとき誤って、人の歯を傷つけてしまうらしい。
要するに妖精とは名ばかりで、やっていることは虫歯と変わらないということか。
このエセメルヘンが!!